『CROSS†CHANNEL(クロスチャンネル)』は、ループ構造と徹底した人物描写で今も語り継がれる名作アドベンチャーです。
ただし構造がかなり独特で、クロスチャンネル 選択肢やセーブポイントの管理を理解していないと、アフターや一部の会話を回収し損ねがちです。
作品の概要や各プラットフォーム版の情報は、ゲーム攻略・情報まとめ(gamepedia)や、4Gamer.netの特集ページ、開発者インタビューとしては電ファミニコゲーマーのロングインタビューも参考になります。
この記事では、
- クロスチャンネル 攻略の基本構造とプレイ方針
- 崩壊/鈍化/CROSS POINT など主要な CROSS†CHANNEL ルートの流れ
- クロスチャンネル アフターストーリー(After Story)への入り方と回収手順
- セーブポイント26〜28を使った既読率100%・会話回収チャート
- よくある詰まりポイントと、残しておくべきセーブ位置
までを、ネタバレは控えめにしつつ「実用寄り」でまとめていきます。
『CROSS†CHANNEL(クロスチャンネル)』とは?
孤独・ループをテーマにした名作アドベンチャー
クロスチャンネルは、
- 「放送部」を舞台にした学園もの
- 繰り返される1週間のループ構造
- 登場人物全員の「孤独」と「壊れ方」を真正面から描くストーリー
といった要素が組み合わさったアドベンチャーゲームです。
プレイヤーは主人公・太一の視点でループを繰り返しながら、少しずつ世界と仲間たちの真相に近づいていきます。
シナリオや開発背景に興味があれば、シナリオライターインタビューも併せて読むと理解が深まります。
周回前提のマルチシナリオ
本作は、一般的な「キャラ個別ルートを1本ずつ攻略する」タイプではなく、
- 同じ1週間を繰り返す中で、選択肢と行動が少しずつ変化
- その積み重ねで、太一とヒロインたちの関係性・世界の認識が変化していく
- ある程度物語を進めてから、ようやくAfter Storyに到達
という「周回前提」の作りになっています。
各バージョンの仕様差や移植情報は、4Gamer.netの紹介記事が詳しいです。
選択肢と既読率回収が攻略の鍵
クロスチャンネル攻略では、
- 特定セーブからの分岐で、各ヒロインとの会話差分を回収
- 既読率100%・全CG解放を目指す場合は、かなり細かく選択肢を変えてプレイ
が必要になります。
特に終盤のセーブポイント26〜28は、After Storyや全会話回収に重要なので、むやみに上書きしないよう注意しましょう。
基本攻略の流れとプレイ方針
ルート解放の仕組み(ざっくり構造)
細かいフラグはさておき、全体構造はざっくりこんなイメージです。
- 初周:メインシナリオを素直に進め、エンディング(崩壊ルート方面)に到達
- 2周目以降:開放された選択肢や分岐を使って、鈍化ルート・CROSS POINTへ
- 特定条件達成後:After Story(アフターストーリー)が解放
最初から全回収を狙うと疲れやすいので、
- 1周目:とりあえず読む(フラグや既読率は気にしない)
- 2周目以降:セーブを分けて、選択肢分岐を意識しつつ回収
くらいの気持ちで進めるのがおすすめです。
セーブポイント26〜28の重要性
多くの攻略で言及される「セーブ26〜28」は、
- 本編後半〜終盤の、ループ解消やAfter Storyに絡むパート
- ヒロインごとの個別会話差分が集中している場所
です。
ここを基準に、
- セーブ26:アフター分岐に入る直前の重要パート
- セーブ27:各ヒロインとの会話分岐(美希/冬子/見里)前後
- セーブ28:霧との会話・アフター関連の分岐
のように、「会話回収用のスイッチ」として使うイメージを持っておきましょう。
初周クリア後にやるべきこと
1周目クリア直後は、まず以下を確認。
- どの選択肢を選んだか(ざっくりでOK)
- ループ構造についての理解度(なんとなくでもOK)
- 終盤セーブが残っているか(26〜28あたり)
そのうえで、2周目以降は、
- 1周目で選ばなかった選択肢を選んでみる
- 同じ選択肢でも、周回によってセリフが変化していないか確認
といった「差分確認モード」に入りましょう。
既読率100%を目指すための準備
既読率100%を狙うなら、
- セーブスロットは余裕を持って確保(特に終盤用に3〜5枠)
- 選択肢を変えるたびに、どのルートで何を選んだかメモ
- 「この場面は絶対に差分がある」と思ったら、セーブを残しておく
といった地道な管理が効きます。
特に終盤のアフター絡みは、一度通り過ぎると戻るのが面倒なので、手前でセーブを習慣にしておきましょう。
メインルート攻略チャート(崩壊/鈍化/CROSS POINT)

崩壊ルート:進行手順と選択肢の流れ
「崩壊」寄りのルートは、
- 太一の壊れ方・関係性の悪化が強調される流れ
- 比較的「素直に」不穏な選択肢を選んでいくと到達しやすい
と考えておけばOKです。
初周は基本的に、この崩壊方面のエンディングに向かうことが多いので、
細かい分岐を気にせず、一度最後まで読み切ってしまいましょう。
鈍化ルート:分岐条件と注意点
鈍化ルートは、崩壊ルートに比べて、
- 一部の選択肢で「衝突を避ける」「関係を保とうとする」方向を選ぶ
- 太一の認識や態度が、微妙に違うパターンに流れやすい
という差があります。
明確なフラグリストがなくても、
- 極端に相手を傷つける選択肢ばかり選ばない
- 周回中の「微妙な違い」やヒロインの反応を見てルートの違いを感じ取る
と、鈍化寄りの流れがつかみやすくなります。
CROSS POINT(クロスポイント):物語核心部の進み方
CROSS POINTは、
- ループの本質や世界の構造に踏み込むパート
- それまでのルートを踏まえた「核心部」のシナリオ
を指します。
ここに到達するには、
- 崩壊/鈍化寄りの流れをある程度経験している
- 終盤の選択肢で「世界と向き合う」方向を選んでいく
ことが大事です。
具体的な選択肢までは伏せますが、「逃げ続ける」「壊し続ける」だけでは辿り着きにくいとだけ覚えておきましょう。
ループ解消に必要なトリガーの整理
ループ解消(=After Storyへの準備)には、
- 太一自身が「変化」を選ぶこと
- 各ヒロインとの関係性が、一定以上「掘り下げ」られていること
が重要です。
実際のプレイでは、
- メインルート(崩壊/鈍化/CROSS POINT)を一通り体験
- 終盤のセーブ(26〜28)を使って、各ヒロインの会話差分を回収
することで、自然とトリガーが満たされていきます。
After Story(アフターストーリー)攻略

セーブポイント26 → ミニ電マ使用 → 屋上の流れ
クロスチャンネル アフターストーリーに入る典型的な手順は、攻略情報ではよくこう整理されます。
- 終盤のセーブポイント26を確保(ここから分岐を繰り返す)
- 該当シーンで「ミニ電マ」を使用する選択肢を選ぶ
- その後、屋上イベントに繋がる流れを進める
この一連の流れが、After Story解放の大きな分岐点になります。
26を上書きしてしまうとやり直しが面倒なので、別スロットにもバックアップを推奨です。
セーブポイント27〜28の行動
セーブ27〜28付近では、
- 特定ヒロインを優先して追いかけるかどうか
- 誰との会話を選ぶか(順番や組み合わせ)
で会話内容が変化します。
After Storyに入るための最低条件を満たしたうえで、
- 27:美希/冬子/見里の会話パターンを切り替えつつ回収
- 28:霧との会話・アフター関連の分岐をチェック
という使い方をすると、ストーリー理解も既読埋めも効率よく進みます。
ルートクリアまでの最短手順(イメージ)
アフターストーリーを「とりあえず見るだけ」なら、ざっくりこんな流れでOKです。
- 1〜2周目で普通にプレイ → メインエンディングを一度見ておく
- 以降の周回で、終盤セーブ26を確保
- 26からミニ電マ使用 → 屋上イベントのルートを選択
- 27〜28の行動は、まず「素直に」選んでアフターストーリー到達を優先
一度アフターストーリーまで到達したら、次の周回でじっくり会話差分を回収するのがおすすめです。
本編後に補完される要素の整理
After Storyでは、
- 本編で「匂わせ」だけだった部分の補完
- 太一のその後/ヒロインとの距離感の変化
- ループ世界と現実の関係性の補足
などが語られます。
逆に言えば、本編だけでは意図的に説明されていない部分も多いので、アフターまで読んで初めて「クロスチャンネルを読了した」と言える構造になっています。
分岐・選択肢回収チャート(100%既読用の考え方)
以下は「具体的な選択肢名」ではなく、セーブポイントを軸にした回収方針のイメージです。
回収①:セーブ27 → 美希会話
セーブ27から、
- 美希と優先的に関わる選択肢を選ぶ
- 美希イベントに繋がる行動を取る
ことで、美希関連の会話差分を集中的に回収します。
回収②:セーブ27 → 冬子会話
同じく27から、
- 美希方面ではなく冬子側を優先するパターンに切り替える
- 選択肢を変えて、冬子イベントが発生する流れを確認
と、冬子の感情の揺れや、太一との距離感の変化が分かる会話差分が埋まっていきます。
回収③:セーブ27 → 見里会話
見里を優先した場合の27の使い方は、
- 見里に関わる行動や選択肢を選び、会話イベントを発生させる
- 本編では語られきれない「深層テーマ」に触れる会話に注目
といった形になります。
見里関連は、世界観の根幹に近い話が多いので、しっかり読んでおくと全体の理解が一段深くなります。
回収④:セーブ28 → 霧会話
霧は、アフターストーリー回収において重要なポジションです。
- セーブ28から、霧のいる場面での選択肢を変えてみる
- アフターに繋がる版と、繋がらない版の両パターンを確認
ことで、霧視点での世界理解や、太一へのスタンスの違いを楽しめます。
回収⑤:セーブ26 → 冬子/霧/美希/見里/ラバ全会話
最終的な既読率100%を目指すなら、
- セーブ26を「総回収用」の起点とみなし
- ここから分岐して、冬子/霧/美希/見里/ラバ(など)全員分の会話パターンを確認
する必要があります。
具体的には、
- 26 → ある選択肢A → 27(美希パターン)
- 26 → 別の選択肢B → 27(冬子パターン)
- 26 → 選択肢C → 28(霧パターン)
といった形で、「26からの分岐ツリー」を紙に書きながら潰していくと漏れが減ります。
見逃しやすい選択肢の傾向
見逃しがちなポイントは、だいたい以下のタイプです。
- 「同じ場面で、選択肢の順番だけ変えたパターン」
- 一見どうでもよさそうな日常会話の選択肢
- アフター直前の細かい分岐(YES/NOなどの二択)
「この選択肢、わざわざ分かれてるということは何かしら差分があるな」と思ったら、
迷わずセーブを残しておきましょう。
主要キャラクターごとの攻略ポイント
太一:主人公視点で理解すべき行動原理
太一は、かなり極端な言動を取るキャラクターですが、
- 根底にあるのは「徹底した孤独」と「それゆえの歪んだ優しさ」
- ループの中で「変わらないためにあえて壊す」ような行動も取る
と理解しておくと、選択肢の意図が読みやすくなります。
攻略的には、「太一がここで何を守ろうとしているのか?」を意識しながら選ぶと、核心ルートに近づきやすいです。
美希:選択肢分岐で変化する心情
美希は、選択肢によって心情の見え方がかなり変わるキャラです。
- 表面的な軽さの裏にあるものを、会話差分で確認していくタイプ
- 27からの分岐で、美希を優先するかどうかで反応が変化
既読100%を狙うなら、軽いノリの選択肢と、突き放す選択肢の両方を試してみる価値があります。
冬子:ルート鍵になる重要イベント
冬子は、ルート分岐・アフター解放の上で重要な鍵になることが多いキャラです。
- 冬子との距離をどう保つかで、太一のスタンスが大きく変わる
- 終盤の重要イベントでの選択が、崩壊/鈍化/CROSS POINTの行き先に影響しやすい
攻略上は、
- 一周目は素直に「自分が選びたい方」でOK
- 二周目以降に、逆側の選択肢を試して差分を確認
という順番がおすすめです。
見里:深層テーマに関わる会話
見里は、物語の深層テーマ(倫理・価値観・世界認識)に強く関わるキャラです。
- 見里との会話を丁寧に追うことで、「世界のルール」の一端が見えてくる
- 27から見里優先ルートを通ると、哲学寄りの会話差分が増える
ストーリー理解を重視するなら、見里関連の会話はなるべく全パターン回収しておきたいところです。
霧:アフター回収で重要な選択箇所
霧は、アフターストーリーおよび終盤の選択肢において重要なポジションです。
- 28からの霧会話は、アフター分岐と密接に関係している
- 霧に対する太一の反応を変えることで、世界の受け取り方も変化
アフターを本気で読み解きたい人は、霧会話の全パターン回収必須と考えておきましょう。
既読率100%・CG回収のためのチェックリスト
全会話回収の条件
- 終盤セーブ26〜28から、各ヒロイン優先ルートをすべて通る
- 一部「選ばなくても進む」選択肢も、別周回でわざと選んでみる
- アフターストーリー内の細かい分岐も、セーブを使って両方確認
ルートごとの未読確認ポイント
未読が残りやすいのは、だいたいこのあたりです。
- 崩壊寄りルートで見たシーンの、「鈍化寄り」版
- CROSS POINTでの選択肢を変えた場合のセリフ差分
- アフターストーリー終盤の細かい選択肢(YES/NOなど)
ログを見て「ここだけ未読率が微妙に残っているな」と感じたら、その周辺のセーブからやり直すと埋まりやすいです。
効率的に全シーンを回収する手順
- 1〜2周目:何も気にせず読んで全体の流れを把握
- 3周目:終盤セーブ26〜28を確保しながら、アフターストーリー到達
- 4周目以降:26〜28を起点に、各ヒロイン会話と選択肢差分を潰していく
- 最後に:既読率を確認し、残っていそうな周辺のセーブからピンポイントで回収
「一周で全部埋めよう」としないことが、精神衛生的にも攻略的にも大事です。
よくある質問(FAQ)
Q. After Storyに行けない原因は?
A. 主な原因はだいたいこのあたりです。
- 終盤セーブ26からの流れで、ミニ電マ使用の分岐を踏んでいない
- 屋上イベントに繋がる選択肢を選んでいない
- 本編の特定ルート(CROSS POINT周辺)をまだ最後まで見ていない
まずは、
- 本編のエンディングを複数回見ているか
- 26〜28を使って、終盤の分岐をある程度踏んでいるか
を確認してみてください。
より詳細なルート条件が知りたい場合は、攻略Wikiのルート解説も参考になります。
Q. どこで詰まりやすい?
A. 多くの人が詰まりやすいのは、
- 「崩壊/鈍化の違いがよく分からない」段階
- After Story解放条件がはっきりしないまま終盤をぐるぐる回している時期
- 既読率90〜95%から、残りの差分がどこか分からなくなる段階
です。
このあたりで行き詰まったら、
- 一度「読むこと」だけに集中して、細かい既読率を気にしない
- 終盤セーブから「ヒロインを一人に絞って優先する」周回をやってみる
と、意外とあっさり前に進めることが多いです。
Q. どのセーブポイントを残すべき?
A. 最低限、以下の3つは別スロットで残しておくことをおすすめします。
- セーブ26:アフターストーリー・終盤分岐の起点
- セーブ27:美希/冬子/見里会話の回収ポイント
- セーブ28:霧会話・アフター関連の分岐ポイント
余裕があれば、
- CROSS POINT直前
- 冬子の重要イベント前
あたりにもセーブを残しておくと、ルート検証がかなり楽になります。
