『大逆転裁判』(The Great Ace Attorney)は、19世紀末のロンドンや大日本帝国を舞台にした法廷アドベンチャーです。
ただ読むだけでも面白いですが、初めてプレイする人は「どこで証拠を突きつければいいのか分からない」「ホームズとの共同推理で詰まる」となりがち。
この記事では、
- 初プレイでも安心な大逆転裁判 攻略の考え方
- 章ごとの進行イメージをまとめた大逆転裁判 チャート的ガイド
- 証言・証拠提示・共同推理のコツと「詰まりポイント」の乗り越え方
- 各事件攻略で意識したい証拠品の使いどころ
- トロフィー/実績やおまけ要素を回収するためのプレイ方針
を、致命的なネタバレは避けつつ「詰まった時に役立つヒント」を中心にまとめていきます。
作品の基本情報や最新展開は、カプコン公式のゲームポータル(CAPCOM:GAME CONTENT)や、ファミ通Appの特集記事、4Gamerのレビュー&プレイレポートも参考になります。
『大逆転裁判』とは?
成歩堂龍ノ介が主人公の法廷アドベンチャー
『大逆転裁判』は、『逆転裁判』シリーズのご先祖さま的時代を描いたスピンオフ的作品です。
- 主人公:成歩堂龍ノ介(成歩堂龍一の先祖)
- 舞台:19世紀末の帝都・ロンドンなど
- 特徴:当時の司法制度・文化を取り入れた独特の裁判システム
シリーズ経験者はニヤリとできる要素が多い一方で、「大逆転」から入っても楽しめるように作られています。
ゲーム全体のボリューム感やシステム詳細は、ファミ通Appのレビュー&解説記事が雰囲気把握に便利です。
裁判パートと探索パートの役割
基本構造は本家逆転と同じく、
- 探索パート:現場調査・聞き込みで情報と証拠品を集める
- 裁判パート:証言を聞き、矛盾をつき、証拠を提示して真実に迫る
という二段構えです。
『大逆転』特有の要素として、
- 共同推理(ホームズパート):シャーロック・ホームズと一緒に状況を推理
- 陪審制度:複数人の陪審員の心証をひっくり返す「陪審バトル」
- 集団証言:証人たちが一斉に証言台に立つ「同時証言」
などが追加されており、従来シリーズと少し違う頭の使い方が求められます。これらの新システムの詳細な印象やプレイ感は、4Gamer.netのレビューでも触れられています。
推理ゲー初心者が詰まりやすいポイントの特徴
『大逆転裁判』で詰まりがちなポイントはだいたいこんな感じ。
- 「どの証言」に「どの証拠」をぶつければ良いか分からない
- ホームズの共同推理で、どこを指摘すればいいのか迷う
- 証拠が増えすぎて、関連性が見えなくなる
- 文章を飛ばし読みして、重要なキーワードを見落とす
逆に言えば、証言を丁寧に読む/キーワードをメモする/「おかしい点」を1つずつ潰すこの3点を意識するだけで、かなり解きやすくなります。
攻略の基本システム・プレイのコツ
証言の分解と「ゆさぶる」の使い方
裁判パートの基本は、
- 証人の証言を1文ずつ読む
- 怪しいと思った証言をゆさぶる
- それでも説明が合わなければ証拠品を提示して矛盾を突く
という流れです。
コツ:
- 「とりあえず全部ゆさぶる」くらいの気持ちでOK(追加情報が増えてストーリー理解が深まる)
- 新しい証言が追加されたら、再度ゆさぶってみる(そこが次の突破口になりがち)
- 同じ証言でも、別の証人がしゃべるとニュアンスが変わることがある
証拠提示の判断基準
「どの証拠を出せばいいの?」と迷った時は、次の順番で考えてみましょう。
- その証言と「直接矛盾する事実」を持つ証拠はどれか?
- 時間/場所/人物のどれが怪しいかを分類する
- 分類した要素をハッキリ示している証拠品を探す
例えば、証言で「夜8時に現場にいた」と言っているのに、
- 時計の針
- 時刻入りの写真
- 列車の発車時刻
など、明らかに「時間おかしくない?」と突っ込める大逆転裁判 証拠があれば、それを提示する…というイメージです。
共同推理(ホームズパート)で重要な視点
ホームズとの共同推理は、彼のトンデモ仮説を「正しい推理」に修正していくパートです。
- ホームズの台詞の中で「ズレているポイント」を探す
- そのズレを反証できる現場のオブジェクトを選ぶ
- 選択肢の中には「一見正しそうだが核心からズレている」罠もある
分からない時は、
- カメラをぐるっと回して現場を見直す
- ホームズの発言ログを読み返し、「本当にそう言えるか?」と自問する
と、怪しいポイントが浮かび上がりやすくなります。
事件全体の流れを俯瞰する推理方法
詰まりやすい人は、どうしても「今の一文」と「今の証拠」だけで考えがちです。
行き詰まったら、
- 事件発生 → 発見 → 逮捕 → 裁判 に至るまでの流れを簡単にメモ
- 被害者・被告人・重要人物の「動き」を時系列で整理
- 「この人はこの時間、どこにいたはず?」を一度紙に書き出す
と、特定の証言が「この時系列と合わないな」と気付きやすくなります。
全事件攻略チャート(章別の進行ガイド)

ここではネタバレを避けつつ、各話の大逆転裁判 チャート的な「流れ」と「詰まりポイントの傾向」をざっくりまとめます。
序章:導入と基本操作
- チュートリアル的な事件で、基本操作とシステムの説明がメイン
- 「ゆさぶる」「証拠提示」「証拠品の拡大」が一通り出てくる
- 詰まりにくいが、ここでシステムをちゃんと理解しておくと後が楽
第1章〜第X章:事件の流れ・重要分岐(イメージ)
各話はだいたい、
- 事件発生・導入パート(プロローグ)
- 調査・聞き込み・現場探索(探索パート)
- 第1回公判(証人の証言と基本的な矛盾の解消)
- 再調査→新証拠入手
- 第2回以降の公判(真相解明・犯人追及)
という構成になっています。
詰まりやすい場面の解説(共通パターン)
- 探索パート:
・調べていない箇所が1つだけ残っている
・同じ人にもう1回話しかけることで新しい話題が出る - 裁判パート:
・新証言が追加されたのに見落としている
・「聞いたばかりの証言」と「さっき追加された証拠」の組み合わせに気付いていない - 共同推理:
・ホームズの勘違いポイントを、そもそも自分も信じ込んでいる
・別の角度(真後ろ・真横)から見ないと見えないヒントを見落としている
証拠品・参考品の使いどころ
主要証拠品の入手タイミング
『大逆転裁判』の証拠は、大きく分けてこんな感じで増えていきます。
- 現場で入手する物的証拠(凶器・写真・手紙など)
- 聞き込みや事情聴取で追加される情報(プロフィール・証明書など)
- 裁判中に提示される新資料(検査報告書・調書など)
重要なのは、「新しい証拠を手に入れたら、必ず拡大・裏面をチェックする」こと。
裏面の小さな傷やメモ書きが、そのまま矛盾を突くカギになっていることが多いです。
どの場面で提示するべきかの判断例
証拠提示の「型」をいくつか覚えておくと、大逆転裁判 事件攻略がかなり楽になります。
- 時間の矛盾:時刻表・写真の時間・目撃時刻メモ
- 位置関係の矛盾:現場見取図・座席表・地図
- 人物認識の矛盾:プロフィール・特徴的な持ち物・服装のメモ
- 行動の矛盾:日記・手紙・切符・領収書
「今、証人が話しているのは時間?場所?人物?行動?」と一度分類してから、対応する証拠を探すと絞り込みやすくなります。
見落としやすい証拠の関連性
見落としがちなのは、
- 「前の事件で出てきた設定」が、後の事件の動機やからくりに関わっているパターン
- 一度読んだプロフィールが、後半でさりげなく更新されているケース
- 写真・図面の「小さな違和感」(人物の向き・影の長さ・物の位置など)
とくに写真やイラスト系は、2回以上じっくり見るようにすると取りこぼしが減ります。
反証のロジック構築術
証拠提示は、ただ「おかしいから出す」のではなく、簡単でいいのでロジックを頭の中で組み立ててから出すと成功率が上がります。
- 証言:◯◯さんは「Aだ」と言っている
- しかしこの証拠によると「B」である
- ゆえに「Aという証言は成り立たない」→ 嘘 or 勘違いが確定
この3ステップを意識するだけで、どの証言に何をぶつけるべきか分かりやすくなります。
登場キャラクターと相関関係
龍ノ介、ホームズ、スサトなど主役級の役割
- 成歩堂龍ノ介:プレイヤー視点の主人公。裁判での反論・証拠提示を担当。
- シャーロック・ホームズ:共同推理パートの相棒。トンチキ推理を修正していくことで真相へ近づく。
- 御琴羽寿沙都(スサト):書記・助手ポジション。ゲーム中のヘルプや用語解説も兼任。
三人の会話は、重要なヒントの宝庫です。
ボイスや演出だけに気を取られず、テキストもちゃんと読んでおきましょう。
事件ごとに重要な人物と証言の特徴
各事件には、
- 「やたら饒舌で話が長い証人」
- 「逆にほとんどしゃべらないが、たまに重要なことを言う証人」
など、癖の強いキャラクターが多く登場します。
攻略の観点では、
- 饒舌な証人:話の中に矛盾・自爆発言が混ざりやすい → ゆさぶり優先
- 無口な証人:一言が重い → 証拠との整合性を特に重視
といった「性格に応じた攻め方」を意識するとスムーズです。
キャラクターの癖を利用した推理テクニック
『大逆転裁判』は、キャラの癖がそのままヒントになっていることも多いです。
- 嘘をつくときに目線が泳ぐ・口ごもる・話題をそらす
- 特定の単語や人物に過敏に反応する
- 同じ質問をした時の答え方が前後で変わる
こうした「ちょっとした違和感」を覚えておくと、「あ、この証言だけトーンが違うぞ」と違和感を掴みやすくなります。
法廷パートの攻略テクニック

論理矛盾の見つけ方
論理の穴を見つける基本は、
- 「その人の見える位置」から本当に見えるか?
- 「その時間帯」にその行動は可能か?
- 「その立場の人」がわざわざそんなことをするか?
と、視点・時間・動機の3つに分けて考えることです。
証言変更を誘発する選択肢
ゆさぶりや選択肢で、証言が書き換わることがあります。
- 「その点について詳しく」系の選択肢は、たいてい新情報が出る
- アバウトな証言(「たぶん」「おそらく」など)は突っ込むと崩れやすい
- 他の証人の反応(同時証言中のリアクション)も証言変更のトリガーになる
集団証言(6人同時)攻略のポイント
『大逆転裁判』名物の「同時証言」では、
- 全員分の証言を1周聞く
- 誰かの証言中に他の証人が意味深なリアクションをしたらチェック
- 「気になるリアクションをした証人」を指摘して証言台に引きずり出す
という流れになります。
画面端の動き・表情変化など、テキスト以外の情報もよく見るのがコツです。
ミスを減らすための読み方の工夫
ライフをムダに削らないために、
- 早送りしすぎない(特に初見の証言・共同推理部分)
- 気になるワードが出たら、頭の中で「今のっておかしくない?」と一旦止まる
- どうしても分からなければ、一度インターバルを置いて冷静に読み直す
「連続で間違える時ほど、一度コーヒーを飲んでから戻る」くらいの余裕を持つと、意外とすんなり解けたりします。
収集要素・おまけコンテンツ
トロフィー・実績の取り方
トロフィー/実績系は、
- ストーリークリアで自然に取れるもの
- 「特定の場面で特定の選択肢を選ぶ」タイプ
- 「ノーミスで特定パートを突破」などチャレンジ系
に分かれます。
初周は気にせずクリアして、2周目以降に意識して回収するのがおすすめです。
サブイベントの発生条件
特定のタイミングで、
- 同じ場所にもう一度行く
- 同じ人物に何度も話しかける
- 明らかに関係なさそうな場所を調べる
ことで、小ネタやサブ会話が発生する場面もあります。
収集派の人は「進行条件が揃うたびにマップを一周する」癖を付けると取りこぼしが減ります。
コレクション回収の効率化
CGやムービー・サウンドなどをコンプしたい場合は、
- 事件ごとに「この話はもう収集終わった?」とメモを残す
- 特定の選択肢で発生する演出を見逃していないかチェック
「このシーンなんか怪しいな」と感じたら、手前でセーブ→両方の選択肢を試す…という癖をつけておきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 証拠が多すぎて何を提示すればいいかわからない
A. まずは証拠を「役割ごと」に整理してみてください。
- 時間に関するもの(時計・時刻表・写真)
- 位置・距離に関するもの(地図・図面・座席表)
- 人物・身元に関するもの(プロフィール・手紙・持ち物)
- 行動に関するもの(切符・領収書・日記・報告書)
そのうえで、証言の中で何について話しているかに合わせて絞り込んでいくと、「実質この2〜3枚くらいだな」と候補が減ります。
Q. ホームズ共同推理が難しい時のコツは?
A. 共同推理で詰まるときは、
- ホームズのセリフを飛ばさず、どの部分が「飛躍」しているか探す
- 「本当にそう見える?」と現場をカメラでしっかり確認する
- 正解のオブジェクトは、だいたいどこかしら「違和感を持って見ていた場所」であることが多い
どうしても分からないときは、一度中断して別のことをしてから戻ると、思いがけないところで「あ、ここか」と気づくことも多いです。
Q. どの章が最難関?
A. プレイヤーの得意不得意にもよりますが、
- 証拠品の数が一気に増える中盤〜終盤の事件
- 証言の矛盾を複数の証人・陪審員をまたいで追う話
- 共同推理・同時証言・陪審バトルが連続するクライマックス付近
あたりで「急に難しくなった」と感じる人が多いです。
そういう時こそ、一気に進めず、事件ごとに区切って集中力を回復させながら遊ぶのが大事です。
